卒業

適応障害で通っていたクリニックを
今日で卒業。
最後の通院と思い尋ねたら、診察が
終わっていて、薬を飲まずに済んだと
告げたら診察室に通されて先生と
話ができた。

9年半通った思い出と励ましの言葉、
もう会えなくなると思うと涙が
溢れてしまった。

薬がないと眠れないので、具合いが
悪くても泣きながら這って薬を
もらいに行っていた。
本当に苦しかった。

先生に御礼を言うと、あなたが
頑張ったからと温かい言葉をもらい
また涙が。

「楽しんで生きなさいね」って言葉
は、先生がずっと掛けてくれてた
言葉。
私は、最初、この意味が全く分から
なかった。
楽しんでいいんだって。
我ながら病んでいたな。
この年月でいくらかようやく分かって
きたと思う。
また、それを自分に許せるようにも
なったと思う。

この苦しい薄暗いトンネルを1人で
歩き続けながらも、遠くで明かりを
灯してくれたり、地図をみせて
くれたりと様々な方が手を差し伸べて
くれた。

いつも1人で歩いていたと思い込んで
いた私には、1人で生きてるんじゃない
ってことを分かるよいきっかけだった
んじゃないかと思う。

何だか、1人感極まってボロボロ泣き
ながらクリニックを後にした。

ってことで、心がちょっとスカスカ
しているのだ。