１０年・・・

ドラマ『神はサイコロを振らない』を気に入って観ている。
主演の小林聡美さんがとても好きで観始めたのだが、
いいドラマだ。
主人公とほぼ同じ世代を生きてきた私はつい思い入れも
強くなってしまうのかもしれない。

１０年前に突然乗客を乗せたまま消えた旅客機が突然
現代にそのままの姿でタイムスリップしてくる。
主人公と１０年ぶりに再会した恋人や友人とのやりとりは
コメディータッチで描かれているのだが、よく考えさせられる。

「この１０年間あなたはどんな生き方をしてきましたか？」という
問いが出ていた。
はて私はどうだったか？
「自分についてよく考えはじめた時だった」と思う。
いつも生きていて何だか辛くて、生き難く、いつでももがいていた。
そんな私が、「そんな生き方はもうイヤだ」と本気で思い始めて
自分を見つめ始めたのが、ちょうど１０年前くらいだっただろうか。
闇の中を模索するようにあっちにぶつかりこっちにぶつかり
まだまだどこにも辿り着けていない気もする。
そんな中、時には手を引いてくれる人がいて何とかなっているんだろう
と思う。

まだまだ道は長い気がするけれど、少しはマシになっただろうか？