邦画バンザイ!


猛烈な眠気と闘いながら映画を見に行く。
自転車を漕ぐ頭の中で流れる歌はバービーボーイズ『負けるもんか』。
大音量でリピート。あはは。ひどく単純。


『アフタースクール』を観に行った。
もっと早くに行きたかったが、ヘトヘト感でいっぱいの6月だった。
「このままでは上映が終わってしまう!」とやっとの思いで
向かったキャナル。久しぶりだよ。
食べ物の持ち込みができなくなったって知らなかったよ。


最近気になる俳優陣が揃って出演ってことで観に行ったわけです。
やられました。
ただ一言面白かった!!そうきたか!ってカンジです。
いやぁ参りました〜
まるで予想できないオチが用意されていてただただ笑うだけ。
しかし、そこには深い愛情などもきちんと用意されていてニクイ演出。


何だか同世代とかちょっと上の世代とかちょっと下の世代の人たちが
最近の映画やドラマの第一線で活躍していて、観てきたテレビカルチャーや
聴いてきた音楽、味わった文化が同じなんだなぁというところが
随所に感じられる。だからなおさらツボなんだと思う。
このカメラアングルは『探偵物語』や『太陽にほえろ』っぽいぞとか。
そういう楽しみもあった。


私の生まれた世代って本当に恵まれているもの。
情熱的に面白いことをやろうとする人たちがテレビや文化を
積極的に作った遊びの多い時代。
それらに対するオマージュもこめて、且つ新たに創り出された
独創的な世界。
映画を愛する人たちが一生懸命、楽しんで作ったことが
にじみ出てくる作品が最近多くてとても嬉しい。