過ぎ去りし日を


昨夜はなぜかスナックというものに行く羽目になった。
おじさんがわんさかいるお店に・・・・
しぶしぶカラオケを唄うとすごくウケてカウンター席の人が
みな後ろを向いて大いに盛り上がっていた。怖かった(笑)
怯えてしまったよ。


20代前半頃よくスナックに行ったもんだ。
ウチで働かないかとよくスカウトされた。
果てしなく呑み、カラオケを唄いまくり、バカ騒ぎをした。
ボーナスの半分は飲み代に消えた。
あの頃の遊び方のほうがおじさん臭かったなぁと振り返る。


時代の流れなのか、環境の変化なのか、心境の変化なのか、
はたまた酒量が確実に減ったからか、いつの間にかこの手の遊び方を
好まなくなっていた。
病気になってから特に、自分がそれほどお酒が好きではなかった事に
気がつき、エネルギーも限られるようになり、たまに行くライブで
十分満足な人間になった。
浴びるように呑んでいた酒が必要でなくなり、毎夜のようにバカ騒ぎ
することもしなくなった。


あの頃、いつも発散できない何かを多分に抱えていた気がする。
それが若いってことなのかな。
何だか呑まずにはいられなかった。
いつでも心が満たされず、モヤモヤとして、不安で、不満で
行き場のない思いを持て余していたな。


自分の中でいろんなことの折り合いがついたのだと思う。
それが大人になるってことなのかなぁ。