読書漬け
小説が面白い人のエッセイが必ずしも面白いとは限らないと
あらためて思った。
- 作者: 平安寿子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2009/01/22
- メディア: 単行本
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エッセイを初めて読んだのだけれどあまり面白くなかった。
もともと、雑誌の連載だったものをまとめているから
尚更かもしれない(連載ものってまとめると陳腐になる傾向が)。
そしてこのエッセイ自体が20代の女子向けに書かれている
っていう点がね、対象外だからかしら?
小説はテンポよく、ウィットに富んでいて、うまい。
日常の何気ない機微をユーモアたっぷりに
表現できるなかなか稀有な作家だと思う。
働く独身女として共感できるものも多いし、
どうしてこんな嫌な奴のことを書けるんだろう?
ってくらいにリアルな表現もとてもうまい。
また別の小説を読んでみようと思う。