ぽにょる。

「こす次郎の夏」を聴くことを夢見てコンサートへ
行ってきました。
ところが、最近出したという前衛的な音楽の
オーケストラ演奏が3分の2を占めていて、
後半ぽにょを大幅にオーケストラアレンジしたもの・・・
それはもはやぽにょではなく・・・
同僚に譲ってもらったのでしっかり確かめずに行った
自分がバカなんだけどさ、ただひたすら眠かった。
芸術とはなんぞや?


スタンディングオベーションで花束を抱えた人がわんさか
現れて、一種宗教色すらした。
「私たちって普通のシンプルな曲が聴きたかったよね。」
全員毒舌の我らはそう言って会場を後にした。
シンプルでポワンとした大衆に受ける良さが十分にあるのだから
そこをひたすら行けばいいと思うのだけれども。
オーケストラにはオーケストラでやるに相応しい音楽があるだろう?
果たして、今日来ていた客のどのくらいが満足していただろうか?


最後のトリプルアンコールのピアノ演奏が「こす次郎」だったら
全てが帳消しになってじーんと感動したに違いない。


まあ、いつもコアな場所にしか行かないから、市井の人々が
どのようなものにお金を遣うんだということが勉強になった。