脱出!
「いい人」をやめる。
これを心に決めて、会社へ行った。
今朝久しぶりに霧が晴れるように頭がすっきりした。
「とにかく外に出て歩きなさい!」と社長に言われた。
頭に偏り過ぎている自分ってのはよーくわかっている。
けれど、頭が重い・動悸がすると外を歩く気にもならない。
「このまま外に出れないのだろうか?」と久しぶりの恐怖。
「ちょっとだけ我慢して外に出てみよう」と恐る恐る外に出た。
近所のブックオフへ行った。
嫌いな音楽が流れていてツライ。
けれど、ブラブラとしてみた。
文庫本コーナーですっと手が伸びた。
- 作者: 鴨下一郎
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
続けて次の本に出会う。
- 作者: 曽野綾子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2002/08/01
- メディア: 文庫
- クリック: 43回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
今回のキーワードが見つかった気がして家に帰って昏々と眠った。
起きてパラパラと本を読んだ。
頭の中でパズルが合ったようなカンジになる。
そばにあった本も、めくった所がドンピシャ。
- 作者: 槇村さとる
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/06/11
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
開いた所に書いてあった言葉は今の自分を言い当てていた。
「中年になって大事なことは疲れないこと」
病気だとか、健常だとか関係なく中年ってのは疲れるのだ。
今まで読んでいても気にも止めなかった。
「病気の自分はどこか特別」って想いがどこかにあったのかもしれない。
他人よりもちょっと疲れやすいの度合いが強いだけなんだと
受け入れられた。
ならば、疲れないように生活したらいい。単純なこと。
「きっと大丈夫」腹の底から力が湧いてきた。
出社したらドーンとクレームが来ていて笑ってしまった。
世の中、最近揺れていると思ったら続けざまに皆が
声を荒げている。何だか、これを超えたら大丈夫なカンジがした。
社長ときちんと話をして、働かせてもらえている感謝を述べた。
社長も最近調子がよくなかったようだ。
決して表だって弱音を吐かない人だし、労わりの言葉とか
好きでないタイプなのだろう(同じタイプ)と思っていたのだが
辛かったようだ。連動して私も壊れた。
課題は同じようなカンジだねと笑って話ができた。
休んでいる間に支えてくれた年上だけど新人のスタッフも
とても有難かった。
自分も同じような病気をしたからと温かく見守ってくれた。
久しぶりに2ヶ月ぶりくらいに仕事が楽しかった。
素直に淡々と目の前の仕事をやって、充足感があった。
この仕事が好きだと思えて幸せだった。
明日は髪を切って、大好きなマゴコロのライブに大好きな友達と
行こう。楽しい一日になりそうだ。