脱出!

「いい人」をやめる。
これを心に決めて、会社へ行った。


今朝久しぶりに霧が晴れるように頭がすっきりした。
「とにかく外に出て歩きなさい!」と社長に言われた。
頭に偏り過ぎている自分ってのはよーくわかっている。
けれど、頭が重い・動悸がすると外を歩く気にもならない。
「このまま外に出れないのだろうか?」と久しぶりの恐怖。
「ちょっとだけ我慢して外に出てみよう」と恐る恐る外に出た。
近所のブックオフへ行った。
嫌いな音楽が流れていてツライ。
けれど、ブラブラとしてみた。
文庫本コーナーですっと手が伸びた。

何もかも嫌になって泣きたいときに読む本

何もかも嫌になって泣きたいときに読む本

まさに今の気分。
続けて次の本に出会う。この2冊を手にレジへ向かい家に帰る。
今回のキーワードが見つかった気がして家に帰って昏々と眠った。
起きてパラパラと本を読んだ。
頭の中でパズルが合ったようなカンジになる。
そばにあった本も、めくった所がドンピシャ。
3年後のカラダ計画

3年後のカラダ計画

大好きな本で何度も何度も読み返しているけれど、
開いた所に書いてあった言葉は今の自分を言い当てていた。
「中年になって大事なことは疲れないこと」
病気だとか、健常だとか関係なく中年ってのは疲れるのだ。
今まで読んでいても気にも止めなかった。
「病気の自分はどこか特別」って想いがどこかにあったのかもしれない。
他人よりもちょっと疲れやすいの度合いが強いだけなんだと
受け入れられた。
ならば、疲れないように生活したらいい。単純なこと。
「きっと大丈夫」腹の底から力が湧いてきた。


出社したらドーンとクレームが来ていて笑ってしまった。
世の中、最近揺れていると思ったら続けざまに皆が
声を荒げている。何だか、これを超えたら大丈夫なカンジがした。
社長ときちんと話をして、働かせてもらえている感謝を述べた。
社長も最近調子がよくなかったようだ。
決して表だって弱音を吐かない人だし、労わりの言葉とか
好きでないタイプなのだろう(同じタイプ)と思っていたのだが
辛かったようだ。連動して私も壊れた。
課題は同じようなカンジだねと笑って話ができた。


休んでいる間に支えてくれた年上だけど新人のスタッフも
とても有難かった。
自分も同じような病気をしたからと温かく見守ってくれた。


久しぶりに2ヶ月ぶりくらいに仕事が楽しかった。
素直に淡々と目の前の仕事をやって、充足感があった。
この仕事が好きだと思えて幸せだった。
明日は髪を切って、大好きなマゴコロのライブに大好きな友達と
行こう。楽しい一日になりそうだ。