ろーりんぐすとーんず。

先週は実習生が来たり、日曜日から出勤が始まったり、
週の真ん中で元春のライブに行ったりしたので
思った以上に疲れていて、今日はほとんど寝ていた。
まさに修復と言うカンジ。


元春のライブには社長と一緒に。
スポークンワーズライブでつまりは音楽に合わせて詩を朗読
するという形式のもの。
元春ファンと言いながらも、深く研究していなかった私たちは
そのスタイルを2000年頃からやっていると言うことも
知らずに出掛けた。
音楽は一流ミュージシャンたちが奏でていて、元春のあの
ステキヴォイスでの朗読。
「すごい」と思ったが途中詩の内容が寓話へ傾いた時には
違う世界へ連れていかれて失神(←つまりは寝てしまった)。
昔からなぜか寓話系の小説などを理解できず、未だに読まず嫌い
だったりする。
大好きな「情けない週末」とか「彼女」とか「グッバイからはじめよう」
を唄う彼とは切り離して臨まなければと思い、単なる芸術として
耳を傾けた。
音楽の間に言葉が絶妙に挟まれていく、もしくは言葉の間に音楽が
挟まれていく見事な調和は何だか新鮮だった。
そして、終わった時にカレが見せる少年のようなとびきりの笑顔。
それだけでも「今日、来て良かった」と思った。


ライブが終わった後、少し飲みながら社長と食事。
まあ、いつも話はしているけれど、お互いの家族のこととか
内面のこととか、恋の話とか、仕事についてとか深い話をする。
いろんなことをきちんと真摯に受け止めてくれるこの人に、
私は随分と救われたと思う。
彼女との出会いがなければ、私の病気もここまで治らなかった
ように思う。
最初の頃は猛烈な反発心を持ったこともあったが、
何だかぜーんぶ乗り越えて軽やかな関係が作れたと思う。
そこには「尊敬」と「信頼」があるからなんだなー。
ツライ事があっても、自分に思い通りにならなければ
見切ってしまうと言うクセがある自分が、それをしなかった
のだから社長はすごい。自分もエラかった。


これから新しい関係を築いていくことに希望を持てるように
なったことは自分の変化だなぁとしみじみと思った夜だった。
僕らは転がり続けて変化している。