秋はちょっと苦手。

ほどっほどに忙しいんですが、あの嵐のような忙しさと
別な顔でして「あれは何だったんだろう?」ってなカンジ。
束の間、休息取りながら仕事しよう。


11月とか前半は忙しいけれど後半は多分少しは余裕があるから
温泉でも行こうかなー
明日はスコーンと寒くなるようですが、未だに扇風機を回している
ので明日の気候が全くイメージできず・・・


逸見さんの奥さんが亡くなったという記事で逸見さんのことを
思い出した。
そうか、彼はウチの母と同じスキルス胃がんだったのか。


中3の秋に母に呼び出されて「入院することになったから
家のこと頼むね」と言われた。
何だかよく分からなくって心細くって泣いた。
母は手術を受けたが、その時点で余命3ヶ月だったらしい。
けれど正月には自宅に一時帰宅を許可され、みんなと楽しく過ごしたが
どうみても元気になりそうな様子じゃなかった。
病院に戻ってからはどんどん悪くなり、何度も危篤になり
父はほぼ病院に付きっきり。病院から仕事へ行っていた。
妹たちは毎日お見舞いに。母にべったり付き添っていた。
私は、私は何だかスネていた。
そして、家のことを頼まれたからとやっきになって
学校の帰りに買い物して夕飯を作っていた。
私が高校へ入って10日過ぎに母は亡くなった。


大部分が多分帰ってこないと分かっていたけれど
絶対それは認めたくなくって、自分なりに頑張っていたけれど
報われなかったと茫然とした。
母の死を受け止めるには、その時の私はあまりにも純粋過ぎた。
最後まで私の名前を呼んでいたと聞かされて、素直にお見舞いに
行けなかった自分を憎んだ。
「後悔」という言葉が心にグサリと刺さったまま
その後、何十年も過ごした。


母の亡くなった年を2年も超えてしまったけれど、秋の入り口は
ちょっと思い出して鼻の奥がツーンとしてしまう。