明日へ向かって

師匠の所へ通うようになって15年。


自分がとってもむずがゆくて、心も体もバラバラで、
どうにか違う生き方がないだろうか?と苦しんでいた
時に姉妹で訪ねた。
それから、何だかよく分からないことがあると
電話したり、訪ねたり。


ここが苦しいと訪ねても、話されていることが直接の
答えになっていないことがほとんどで(今思えば、私に
考える隙をくださっていた)、私の話しは聞いてもらえて
いるのだろうか?と落ち込んだりもした。
言われていることがちっとも分からなく、腹が立ったり、
悔しかったり、悲しかったりした。
最近、やっと少しここじゃなかろうか?という入り口へ
いくらか辿り着いたように思う。


早くに亡くなった母に代って、自分で歩けるように
育てなおしてくださったのだと思う。
師匠にも感謝しているが、きっとそこへ導いてくれたで
あろう母や見えない人々へも感謝している。


力を入れていきることしか知らなかった自分が、
力を抜いて実力を活かして生きていく人生へシフト
する間であるため、予測のつかない場面へよく出会って
しまう。初めての感覚。
この新しい感覚で、生きていくことは、ドキドキするが
とても楽しみである。


20年来の友人へ久しぶりに電話をした。
バカ笑いして、時間を忘れて話していた。
私の口からは、過去のカッコ悪かった自分についても
正直に出てきた。
カッコつけてみせていたのだと言えた。
少し素直になった私は呼吸が楽である。