昨日の件の位置づけ

昨日書いた日記が消化不良であった。
書いた後に考えてみたのだが、
不意に浮かんだ黒い想いの消化が
できなくて、そんな黒い考えを
持つ恵まれた環境に置かれた自分が
いけないもののように
自分を責めたのかもしれない。

「なんか、嫌だなぁ」と思った
ってだけの出来事として済ませれば
良かったんじゃなかろうか?

誰だって、そんな想いが浮かんだり
するもんさ。
そんなに自分を責めなくてもイイよ、
何て言ってくれるオトナは周りに
居なかったから、自分が遡って
伝えたい。

そんな考えに至ったのは、この小説を
読んだからだ。「嘆きの美女」。
確か、以前も読みたいと思ったまま
だったのを文庫版が発売されていて
購入。
久しぶりに読み止まらなくなり、
一晩で読み終える。非常に面白かった。
同じ出来事が起きても、それぞれの
於かれた状況やメンタルによって
捉え方は違って、世の中、誰が
得ってこともないのかなぁと。

うーん。適切な言葉が浮かばないが
もっと正直に生きてもイイのかもと
勇気が出た小説だった。